皇太子ご夫妻は9日、1993年6月の結婚から20周年を迎えられました。
下記はご夫妻が宮内記者会に文書で送られた20周年についての感想です。
「20年たつのかと思うと、とても感慨深い。」
つづけて、20年前の結婚の儀、19万人が沿道で祝福した結婚パレードを
「深い感謝の内に懐かしく思い出します。」と回想。
「多くのことを一緒に経験し、互いに助け合ってまいりました」と20年を振り返られました。
【19930609皇太子同妃両殿下結婚パレード1/6】
また不安視される雅子様の病気については
「以前と比べ大分(だいぶ)元気になったように思います」というコメントだったそうです。
皇太子ご夫妻のお世話をする宮内庁東宮職の元側近の野村一成さんが
NHKのインタビューに応じ、雅子さまが大きく回復に向かい、
自信を持って判断されるケースが増えていると述べました。
雅子さまの回復ぶりが具体的に明らかになるのは初めてです。
「精神的に落ち込んでから立ち直るまでにかかる時間が格段に短くなっている」と話しました。
雅子様は、愛子さま出産の2年後に体調を崩し、
その後9年半にわたって療養を続けられてきました。
雅子様は、40歳の誕生日を目前にした平成15年12月、
「帯状ほうしん」と診断され、数日間、宮内庁病院に入院されました。
退院からまもなく、宮内庁は、雅子さまに公務と子育てによる心身の疲れが見られるため、
公務を控えて静養されると発表しました。
翌年7月、ストレスのため周囲の環境にうまく適応できなくなる「適応障害」という診断結果が公表されました。
年が明けると雅子さまは少しずつ公務を再開(7月には、皇太子さまと愛知県を訪れ、「愛・地球博」の会場を視察)
しかし、その後も体調に波があり、活動のあと疲れが残る状態が続いたため、
続けて公務に臨まれるのは難しく、外国へのお出かけも、
静養を目的とした平成18年のオランダ訪問を除いては、かないませんでした。
雅子さまに回復の兆しが強まった2010年には、
治療に当たっている医師団が詳しい見解を公表。
その際、雅子さまの病状について、活動の幅が広がり公務への出席も徐々に増えるなど、
治療を始めた頃に比べ大きく改善していると表現されました。
2013年4月、雅子さまは11年ぶりの外国公式訪問となったオランダへの訪問を果たし、
回復に向けた大きな一歩を踏み出されました。
雅子様の今後を見守りたいですね。
【小和田家の子育て 優美子さんから雅子様、そして愛子様へ】