9月21日、KDDIとソフトバンクからiPhone5が発売された。
予約開始直後に全世界で200万以上の予約を集め、前評判が高かったiPhone5
発売当日には、銀座のアップルショップに数百人が行列り、人気の高さを見せつけた。
iPhone5の機能については、この”Webニュース深読み”で指摘してきた、テザリング機能が目玉になった。
テザリング機能についておさらいすると、LTE(Long Term Evolutionの略で長く進化を続ける技術を意味する技術で、
数10メガビットから100メガビットのデータ速度を実現し、光のサービスにも匹敵する高速データサービス)や、
WiMax(KDDIの子会社UQが独自に提供する、数10メガビットのデータ速度のサービス)を使って、
LTEやWiMaxの電波をスマホで受け、この電波をWiFiの電波に直して中継する機能。
このテザリングを使うと、家でWiFiの電波を使って通信をしている、
パソコンやiPad等を、屋外に持ちだして、インターネットを見たり、
メールを受けたりして使うことが出来るようになる、ユーザーにとっては便利な機能。
更には、LTEが高速のデーターサービスを使えるので、光の代わりにも使うことが出来るようになる。
この様に便利なテザリングだが、これまではアンドロイドのOS(パソコン、携帯電話、スマホ等で使う基本ソフト)を、
使ったスマホではテザリングが出来ていたが、iPhoneでは使えなかったのでユーザーの希望が大きかった。
iPhone5の発売前に、KDDIはいち早くテザリング機能をつけると発表していたが、ソフトバンクは付けなかった。
この”Webニュース深読み”ですでに述べたが、記者会見の席でソフトバンクの孫社長が、
ソフトバンクもテザリング機能をつけると後出しじゃんけんで決定した。
何故ソフトバンクが始めテザリング機能をつけようとしなかったのかははっきりしないが、
”Webニュース深読み”は、ソフトバンクが初めはLTEの準備が十分に出来ていないので、
iPhone5の使い始めは、WiFiを使おうと考えていたのではないかと想像する。
そこで、”Webニュース深読み”の懸念は、
ソフトバンクがLTEのネットワークが十分に整備されていない状態でビスした場合、
LTEのトラフィックが混雑し、ユーザーからのクレームになるのではないかという事である。
これからの、KDDIとソフトバンクのサービスの状況を注意深く観察して、
別途報告したい。