アルジェリアのガス関連施設へのテロで、多くの人命が失われました。
大変悲しい出来事です。
日本の様な平和な国から一歩出ると危険と隣り合わせなのが改めて分かります。
アメリカでは銃器の保持が憲法で保障され、
身近な人でも拳銃やショットガン及びライフル銃などを持っているのは日本に居ては想像出来ませんね。
でもそれが現実です。
最近は特に高性能な銃が出回っているので、
ますます危険になっています。
軍用のAR-15の様な自動小銃もポピュラーなんですね。
一般用には危険なので連発(オートマチック)で発射する事は出来ないですが、
それでも、半自動(セミオートマチック)で発射が出来ます。
半自動は、引き金を引くたびに発射が出来るので、
短時間で多くの人を殺傷出来るのです。
アメリカで銃による殺傷事件が起き、
銃の規制が叫ばれる度に、この半自動ライフルが売れています。
これが国外での現実です。
アルジェリアの人質事件の報道で、
「日本人がテロリストと話をしていたら撃たれた」
という話がありました。
これを聞いて危機管理の基本が分かっていないな、
と残念な気持ちでいっぱいになりました。
ここでテロに巻き込まれた時にどう対処すれば良いか、
アドバイスをさせて頂きます。
先ず、テロリストはまともな交渉が通じない相手だと言う事を肝に銘じることです。
以前、日本でも「よど号」というJALの国内線の飛行機が日本人にハイジャックされ、
北朝鮮につれて行かれた事が有ります。
この「よど号」のハイジャック犯は日本人ですが、
狂信的な人たちでまともな話等出来なかったはずです。
まして国籍が違い、思想・信条が全く異なったテロリストを相手にしたら、
まともな話等出来るはずがありません。
不幸にしてテロに巻き込まれてしまったら、
先ずすることは自分が絶対に目立たない様にする事です。
テロリストから見れば、目立つ人間は目標になります。
間違っても人質を代表して相手と交渉をする様な、
目立った行動をしてはいけません。
そして銃撃戦が始まってしまったら、
出来るだけ姿勢を低くして物陰に隠れ、
弾丸にあたらないようにする事です。
そして如何に生き延びるかを考える事です。
この様な行動は、平和な日本にいては想像もつかないでしょうが、
海外では何時この様な状況になるかもしれない事を考えておきましょう。