ソフトバンクが、イー・アクセスに続いてアメリカの大手通信事業者のスプリント・
ネクステルと、メトロPCSコミュニケーションズの買収を検討しています。
買収額もイー・アクセスは2000億円程度だったが、スプリント・ネクステルと、メトロ
PCSコミュニケーションズの買収額は一桁大きい2兆円程度と予想されています。
この買収額は、ソフトバンクがボーダフォンを買収した額に匹敵します。
日本のメガバンク3行が1.5兆円程度の融資の検討をしているのが伝えられています。
この融資の意向は、ボーダフォン買収時のソフトバンクの負債2.2兆円が、ソフトバンクの巧みな経営で現在6000億円程度に減少したのを受け、柳の下の2匹目のドジョウを狙っているものかと推測されます。
巨額の投資負担を嫌気して、ソフトバンクの株価は16%以上下落しました。
スプリント・ネクステルは、アメリカの第3位の携帯事業者ですが、経営状況は芳しくなく、このところ5年連続で赤字になっています。
この状態の企業を買収して成果を上げる為に、ソフトバンクがどのような秘策を持っているのか、今後に注目したいものです。