日経トレンディの発表では、
2012年のヒット商品のトップは東京スカイツリーだそうです。
スカイツリーは開業後、お客様の出足も大変順調です。
開業後一年の来場者数は、3200万人と見込んでいましたが、
10月末に4400万人に上方修正しました。
スカイツリーの人気の程が分かりますね。
この人気のスカイツリーですが、
本来の電波塔としての機能が果たせるのか、
疑問が起きてきました。
最近の調査では、電波が強すぎたり、東京タワーと方向が変わるので、
スカイツリーからの放送電波が受からない地域が有るのが分かりました。
東京タワーからスカイツリーに電波塔を移すのには、
当然コンピューターを使った事前のシミュレーションをしていると思いますが、
今頃こんな問題が出てくるのは不思議ですね。
以前から、電波を出すタワーが変わるので、
その影響が有るのではないかと心配していましたが、
これが現実になってしまいました。
対策は電波の弱い地域の屋内アンテナの改善などとのことですが、
事前調査はまだ限られた地域でしたやれていないので、
今後の調査では、更に電波がよく受からない地域が増えそうですね。
更に気になるのは、六本木ヒルズの様な大きな建物の影響です。
六本木ヒルズを建てる時に、ビルの影になって放送電波がよく受からない地域がでる可能性がありました。
その為、影響がでそうな地域には電波を改善する対策をしています。
新宿の副都心に都庁の庁舎が出来た時も同じ様な対策をしています。
スカイツリーからの電波を使うとき、六本木ヒルズや都庁等の高層ビルのビル陰になる場所が変わって来ると思います。
この事前確認がどの程度されているのか分かりませんが、
未だだとしたら、これから問題が表面化しそうですね。
折角建てたスカイツリーですが、観光スポットとしては人気があっても、
本来の電波塔の機能が果たせないのでは無用の長物になってしまいます。
今後の調査に注目しましょう。