images夢の旅客機として華々しく登場して、日本のJALやANAも大きな期待して導入した、ボーイング787がリチウムイオンバッテリの焼損事故が多発して飛行停止になってからだいぶたちますが、未だ事故の根本原因は見つかっていません。

これまでの事故は、JALがボストン空港に着陸後にバッテリが発火、ANAが国内線を飛行中にバッテリの発熱で高松空港に緊急着陸するなど、間一髪で人身事故には至りませんでした。

787は中型機としては異例の航続力があるので、長距離の国際路線の運用に向いていると言う事で期待されていました。

そのため、太平洋を飛行中に今回の様な事故が起きたらと思うとゾッとしますね。

787は日本の東レが炭素繊維を供給するのを初め、多くの日本製の部品が使われているので、できれば順調な運航をして欲しいのですが、発火事故の様な重大な不具合が根本的に解決されないで運航再開をするのは非常に危険な気がします。

787はコスト削減の為に、世界中のベンダーから部品の供給をうけ、ボーイングが取りまとめをしています。 多くのベンダーから部品を調達しているので、全体の調整に手間取っているのでしょう。  開発予定も、初めの予定から3年も遅れているのも、この調整の難しさの表れだと思います。

事故の発生直後には、米国のラフード運輸長官が「787は安全」との発言をしましたが、今はラフード長官配下の連邦航空局(FAA)も787の運行再開には慎重になっています。

今回のボーイング社幹部の説明を日本の関係者がどの様な判断をするのか気になりますが、

一歩間違えれば重大な事故に繋がりかねない問題点の解決には、是非慎重になってもらう様にお願いします。