10月12日夜に新宿で70歳代のドライバーが運転するタクシーにはねられ、
5日後の17日夜に入院先で若松孝二映画監督(76)が急死しました。
加害者のドライバーと若松孝二監督が同じ70歳代というのに何やら因縁を感じました。
2010年のベルリン国際映画祭で、最優秀女優賞を獲得した、
「キャタピラー」が同監督の代表作にあります。
若松孝二監督の映画は余り制作費を掛けないそうで、
「キャタピラー」に主演した、高島しのぶさんによれば、
この映画の撮影でも、ブッツケ本番の撮影が多く大変だったそうです。
高島しのぶさんは、割烹着姿が似合うということで「キャタピラー」の主演女優に選ばれたそうです。
感じはよく分かりますね。
撮影日数も12日と短かったのに、立派な作品に仕上げたのは、
若松監督の力量をあれわしていると思います。
やはり高島しのぶさんが主演した、「千年の愉楽」が来年公開予定ですが、
これが若松監督の遺作になってしまいました。
これからも話題になる作品を作られるように期待されていた、
若松監督が突然の事故で亡くなられたのは本当に残念です。
心からお悔やみを申し上げます。