二つの祖国で10月20日から28日の間、2012年の東京映画祭が開催されます。

 

上の写真は、その中の作品で、第二次世界大戦中の、日系人の情報部隊を描いた「二つの祖国で・日系陸軍情報部」です。

この作品は、当時のアメリカ軍の中で極秘にされた、日系人の二世で構成された、米国陸軍情報部の物語です。

日系二世の米軍部隊は、ヨーロッパ戦線で、多くの犠牲を払いながら大活躍し、その後の日系人のアメリカでのステータスを高めた、442部隊が有名ですね。

この日系陸軍情報部は、対日戦線での情報活動をする為に編成された部隊で、ヨーロッパでドイツ軍を相手に戦った442部隊とは違い、太平洋の戦線で日本軍を相手にした情報活動をした部隊です。 日本の言う、祖先の祖国を相手にすることで、自分の祖国アメリカと日本の間に挟まれた辛い立場での活動だったでしょうね。 その存在は、米軍でも極秘にされたそうです。

2012年の東京映画祭で情勢される作品の中でも、衝撃のドキュメンタリーです。 お時間がある方は是非ご覧ください。

 

この「二つの祖国で・日系陸軍情報部」の他に、2012年の東京映画祭では、

007の誕生秘話を描いた、「エヴリシング・オア・ナッシング:知られざる007誕生の物語」と007シリーズ誕生50周年記念(シリーズが始まって50年経つんですね!)「007 スカイフォール スペシャル・プレゼンテーション」も上映されます。 007ファンの方はお見逃しなく!

この他に日本・海外の面白い作品が数多く上映されます。
映画ファンの方は各劇場にお出かけ下さい。