アップルと台湾のHTCの特許訴訟問題が解決し、
今後はアップルとサムソンの対決が強まりそうだと、こちらでお知らせしました。
そんな折にサムソン社内で、これまでアップルとの関係が良いと思われていた幹部が異動しました。
今後のアップルに対する対決姿勢をあわわすサムソンのメッセージと見られています。
サムソンで、これまで米国の半導体法人のトップを務める等して、
アップルとの関係が良いと思われていた、
メモリーマーケティングの責任者の洪完勲(ホン・ワンフン)副社長が異動しました。
異動先は後方部隊の部門です。
この異動の前に、サムソンがアップルのiPhone向けに供給している、プロセッサーを値上げしました。
アップルとサムその関係は、スマートフォンでは競争しながら、
サムソンがアップルに部品を供給するという、右手で握手をしながら左手で殴り合う関係です。
今回サムソンが値上げをしたプロセッサーは、サムソンがアップルに独占的に供給しているものです。
iPhone5の部品調達では、アップルはサムソンからの調達を大幅に減らしました。
これはアップルに対する報復措置に見えます。
サムソンとアップルは、サムソンのアップルに対する供給部品の値上げと、
今回のアップルに親しい幹部の異動で、全面対決の様相が有ります。
今後の動きに注意を払います。