9月18日に最大の暴動が起こるかと懸念された中国の反日暴動ですが、
騒ぎが起きた場所は中国全土で100箇所以上と最大でしたが、
心配された程の騒ぎにはなりませんでした。
只、デモ隊の中で毛沢東の写真を掲げている人間が目立ちましたね。
これは、今の格差社会よりも貧しくても昔の平等な時代が良かったと、
回帰を望んでいる集団が少なからずいることの証明でしょう。
同じ事は、ロシアでもソ連時代が良かったという人間が少なからずいるのと同じものだと思います。
これまで改革開放を勧めてきた中国が、昔の状態に戻るのは考えられませんから、
毛沢東の写真には中国の指導部も危機感を感じたと思います。
今日の19日に至って、中国政府はデモ隊に対する本格的な規制を始めたようです。
これまでの容認から方向転換ですね。
もうガス抜きはこれくらいでいいとの判断か、これ以上エスカレートすると、
日本に向かっていたものが中国共産党に対する反感になると危険と判断したのかもしれません。
このまま騒ぎが収まってくれることを期待しています。
特に、中国に滞在している日本人を始め外国人に危害がおよばない事を祈ります。
それにしても今回の反日デモのきっかけになったのは、
民主党政権の稚拙な状況を判断でしょう。
中国の政権交代に時期のドサクサに尖閣の国有化をすれば大きな騒ぎにならないとの判断だったということです。
これまで多くの失策をした民主党政権ですが、国際問題でまたやったかという感じですね。
この政権も長くは続かないでしょうが、これ以上の失策で国民に不利益を与えるのはやめてもらいたいです。