5日、東京ドームで長嶋茂雄氏と松井秀喜氏の
国民栄誉賞・授与式が行われました。
国民栄誉賞の定義ですが、
「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに
顕著な業績があったものについて、
その栄誉を讃えること」を目的に
内閣総理大臣によって授与が決定されるものです。
プロ野球選手としては、 長嶋監督・松井氏が歴代3人目、4人目の受賞者となりました。
以下がプロ野球選手で受賞した方の名前、受賞理由です。
1.王貞治
通算本塁打数世界新記録達成(756本)。
2.衣笠祥雄
連続試合出場世界新記録達成。
3.長嶋茂雄
闘志あふれるプレイと驚異的な勝負強さで野球史に輝かしい成績を残し、“ミスタープロ野球”として誰からも愛される国民的スターとしてプロ野球を国民的なスポーツにまで高め、野球界の発展にきわめて顕著な貢献をしたとともに、国民に深い感動と社会に明るい夢と希望を与える事に顕著な実績があった。
4.松井秀喜
長嶋茂雄との師弟関係にあり、ひたむきな努力と真摯なプレイにより日米通じて20年間にわたり常にチームの主軸を担い、日本人初となるワールドシリーズMVPの獲得など数々の素晴らしい成績を残し、“ゴジラ”の愛称で日米の国民から愛され、親しまれ、その活躍は社会に大きな感動と喜びを与え、多くの青少年に夢や希望を与えた。
今回は国民栄誉賞授与式とともに松井秀喜氏の引退セレモニーが執り行われました。
今季最多の4万6707人が見守る中、「4番、センター、松井」のアナウンスで送り出された引退セレモニー。長嶋氏、王貞治・ソフトバンク球団会長(72)、巨人・原辰徳監督(54)ら尊敬する大先輩たちに見守られ、緊張した面持ちでマイクの前に歩を進めた。
そして一度、永遠の別れを告げたはずの場所に松井氏は立ちました。
そしてこうスピーチしたのです。
「もう二度と、ここに戻ることを許されないと思っていました。
しかしきょう、東京ドームのグラウンドに立たせていただいていることに今、
感激で胸がいっぱいです」
続けて、
「どういう形か分かりませんがまたいつか、
みなさまにお会いできることを夢見て、また新たに出発したいと思います」
11年前は二度と日本球界に戻らない覚悟でフリーエージェント権を行使してのメジャー挑戦を決意し旅立った松井氏。
「ここ(東京ドーム)ではもうプレーできないという多少の寂しさとファンへの複雑な思いはあったと思います。
でも昨日のスピーチでは
「前向きにやらないと。お礼と感謝の気持ちでいっぱいです」とファンに別れを告げました。
そして、この日は近い将来、指導者として戻るという希望を告げ、
ファンとの約束を交わしました。
松井氏は野球一筋の人。
今後は良き指導者となり、やっぱり巨人軍のユニフォームに袖を通して頂きたいですね。
これからの別の形(指導者として)でのご活躍を期待しています。
【※動画 2013.5.5松井秀喜引退セレモニー・国民栄誉賞表彰式及び始球式】