27日の話題のキーワードに「高野山真言宗」と出ていたので、
一体何なのか調べてみると、
高野山真言宗(総本山・金剛峯寺)が、資金運用に失敗して、少なくとも6億8千万円の損失を
出していたとのこと。
高野山真言宗って、空海(弘法大師)が開創して約1200年の伝統を持つ歴史ある寺なんです。
損失した資金の中には、約3700の末寺から集めた信徒からのお布施も含まれているそうです。
お寺ってそういったものを投資して資産を運用するものなんですね。知りませんでした。
26日に、宗会という、人事や予算などを決める集まりが開かれたそうですが、
そこで、高野山真言宗の庄野光昭宗務総長は資金運用について説明。
「運用が思いにまかせず推移している。無念で慚愧(ざんき)に堪えない」とコメントしたそうです。
このニュースに関しては、ツイッター上でも話題になっていて、
ある人のツイートでは
「これは、投資をするときに全山あげて祈祷をしなかったんだろうね。
投資会社よりも、弘法大師に頼らなければだめだったんだ。」
などと、書かれてあったのには思わず笑ってしまいました。
投資も神頼みってことでしょうか?
いえいえ、投資をしたのは投資会社の方ですから、やっぱり弘法大師様は関係ないような気が・・・・。
それにしても損失が6億8千万ということですが、一体いくらの資金で投資運用していたんでしょうね。
むしろそちらの方が気になるくらいです。
宗教法人は法人税もないし、しかも高野山真言宗(総本山・金剛峯寺)ともなると、
相当の資産を持っているのではないでしょうか?
調べてみたんですが、総資産額は出ていませんでした。
今回の損失は、株・FXなどの運用で失敗したそうですが、
このところ、急激に円安が進みましたから、FXによる損失が大きいかもしれませんね。
資産運用で損失といえば、
以前、駒沢大学がデリバティブ取引で154億円の損失を計上していましたし、
慶応大学も08年3月期に225億円の運用評価損を計上したことがあります。
資産運用って儲かるときは儲かるのでしょうけれど、
昨今の様に経済が不安定な時は、リスクをきちんと考えて投資しないといけませんね・・・。
お布施・・・「信者の気持ち」が、投資損失というもので、すっ飛んでしまいましたね。