この前ご報告した様に、ソフトバンクが今日スプリント・ネクステルの買収を今日発表しました。
買収額は1兆6000億円とのことです。
買収費用はソフトバンクの自己資金と借入金で賄うとのことで、この買収によるソフトバンクの株は希薄化しないそうです。
ソフトバンクの株価は、スプリント・ネクステル買収の話がでてから、先行きの不透明感から下がり続けました。
一時は時価総額が同業のKDDIに比べて1兆円以上高かったですが、
今日の終値でKDDIの時価総額がソフトバンクを上回りました。
ソフトバンクはアメリカの携帯市場の大きさに注目してスプリント・ネクステルを買収しましたが、
これまでアメリカ以外の国の事業者がアメリカの携帯ビジネスをやってもうまくいきませんでした。
例外はボーダフォンで、同社は資本を入れただけで経営は現地任せにしてうまくいきました。
ソフトバンクがスプリント・ネクステルにどのような経営の関わりをするかによっても結果が変わるでしょう。
ソフトバンクは、これまでの日本企業、日本テレコム、ボーダフォン、ういうコムの買収で、
各社の業績がV字回復したので、この手法でスプリント・ネクステルの業績も回復させると言っています。
この戦略がうまくいくかはお手並み拝見ですね。
まずは今日の夕方のソフトバンクの記者会見の発表で、明日の株価の動きが注目されますね。