航空自衛愛が導入を決めている、最新鋭のスティルス戦闘機、ロッキード・マーチン
F35 ライトニングIIが2017年に岩国基地に配備予定なのを
米国のバナッタ国防長官が発言しました。
これに対して地元の岩国市は、
情報の提供と事実関係の確認を要望しています。
これとは別に、カナダ政府は、F35の価格が高くなった為、導入を予定していた、
65機の導入を白紙に戻すとの報道もあります。
カナダ政府の場合は、当初予定の導入価格が160億ドルから450億ドルになったための煮直しです。
F35は高度なステルス機能と味方同士でデータリンクを組み高度な運用ができますが、
その分高価になっています。
航空自衛隊では、当初1機あたり99億円で購入予定でしたが、
開発遅延等で102億円に値上がりしました。
この価格は2013年には2木で308億円になっています。
カナダの様に価格上昇でキャンセルする国がでてくると、
1機あたりの開発コストの負担が上昇して、
さらに値段が高くなる可能性があります。
米国との戦闘機の運用の連携をとりたいという意思は分かりますが、
高度な機能を実現する為に開発が遅れ、
それが更に価格高騰を招くという悪循環になっています。
F35は老朽化したマクダネル・ダグラス F4ファントムII戦闘機の後継機として選定されあましたが、
選定の時にも揉めた記憶があります。
今後の価格上昇にどう対処来るかなど、
一度決めたらそのまま推し進めるだけではなく、
カナダ政府の様な柔軟な姿勢も必要でしょう。
F35の開発の進捗状況や価格への影響など、
今後の動向に注目する必要があります。