LTEの最高速度については、以前にこちらでお知らせしました。

イー・アクセスのLTEサービスの最高速度と利用エリアの予定表示が正しくなかったということで、

消費者庁から、「景品表示法」違反に当たるとして、再発防止の措置命令が出ました。

 

問題の一つ目は、イー・モバイルのLTE対応のWiFiルーター、Pocket WiFi LTE(GL01P)が、

実際の通信速度が最大毎秒30メガビットまでしか出ないのに、最大通信速度を毎秒75メガビットと広告したことでした。

2つ目の問題は、実際にはその時期に計画にはないのに、

毎秒75メガビットのサービスで東名阪の主要都市で、

99%の人口カバーが出来ると広告したことが合ったことでした。

 

人口カバー率の表記は8月までに改善されたとのことです。

またWiFiルーターは2013年3月までに改善する予定です。

いずれの問題もユーザーにあやあまった情報を与え、好ましいことではありません。

今後の再発防止をしてほしいものです。

 

LTEサービスは、今後共各社で最高速度を競う広告宣伝がされると思いますが、

ユーザーはその性能がどのような条件で発揮されのか確かめるべきです。

以前にこちらでお知らせした様に、

無線のシステムは極めてアナログの世界なので、

各社が発表しているデータの最高速度は環境条件で変わってしまうものです。

 

通信事業者もその点を明確に説明すべきだと思います。

そうしないと折角購入した端末が期待と違ったものになり、

後々トラブルのもとになりかねません。

ユーザーの方もその点を十分に確かめられるようにして下さい。